純愛

恋の詩

ずっとそうだった
恋愛なんて邪魔なものだった
どれだけ愛しても
裏切られ
傷つけられ
辛い思いばかりしてきた

本当の自分をわかってくれる人なんていなかった
泣いたときいつも呟いてた

ホントノワタシヲミテ

もう恋愛なんてしたくもない
一人で居る方が楽だ

モウキズツキタクナイ

ずっとそうだった
あなたに出逢うまで・・・
ただ気が合うから一緒にいた
暇じゃなかったから一緒にいた
寂しいからとかじゃない
だって私は一人が楽だったから

一人の時間をくれるってことで
付き合いが始まった

しばらくは友達みたいな
喧嘩もしない付き合いが続いた

突然あなたは

何恐がってるんだ?
もっと寄り添ってこい
これからの人生、二人で歩いていくぞ
絶対傷つけないから
これからは想い合う恋をしよう
きっと愛に変わるから

びっくりしたけど
泣いた
なんでだろう
泣いた

気づいたら独りは嫌だよって
抱きついてた
あなたも強く抱きしめてくれた

恋から愛へ
素敵な言葉だった
私には眩しすぎる言葉だった

信じ合う恋
想い合う恋
独りから二人へ
世界中の幸せを一人占めにしてた

あなたへのプレゼントを買いに行ったよ
何あげたら喜んでくれるかなって
あなたの親友と買いに行ったよ
あなたはすごく喜んでくれたよ
だけど

俺はお前が居てくれたら
それが幸せだよって言ってくれた

クリスマス、あなたへ何を贈ろう
あなたの親友と買いに行ったよ
あなたはすごく喜んでくれたよ
だけど

お前が居てくれたら
それが幸せだよって言ってくれた

幸せだなぁ
体中で感じてた

あなたの誕生日
特別な日
あなたの親友とプレゼントを買いに行ったよ

あなたへ出逢えた事に感謝します
あなたを産んでくれた両親に感謝します
あなたが私を選び、私を愛してくれてる事に感謝します
今日、この日を二人で過ごせてる事に感謝します
沢山の感謝とこれからの想いを込めて
お誕生日おめでとう

喜んでくれるかな
一番欲しい物だって言ってたしな

あなたは

ありがとう
でもいらない
ごめんな
もう耐えられない
さようなら

え・・・
いつもありがとうって言っていつもキスしてくれたよね
目の前に置かれたプレゼント
独りぼっちになった部屋
あなたの香りだけが
残っていた

知らず知らずに
喜んでもらうため
行き過ぎた想いで
あなたを苦しめてた

ずっとそうだった

ホントノワタシヲミテ
モウキズツキタクナイ

今度は私があなたを傷つけた

一人が楽だ

独りになった私は
ただ泣くしかなかった

もう戻れない恋に
いや、愛に・・・
ただ泣くしかなかった

その後あなたが
あいつと結婚したかった
って言ってたと
あなたの親友から聞いた

また泣いたよ・・・

 

 

 

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